1. その名もbasket tree。2題。

    その名もbasket tree。2題。

    緑豊かな公園の中に堂々とそびえるこの大木は、その名も見たままの、バスケットツリー。 どうしてこうなった。採る前に編んでしまったか。 疑問もわいてくるわけですが、それにしてもあまりにもうまくできていて、異様というよりは優しい姿ですね。 Gilroy Gardens – Gilroy, California | Atlas Obscura   このすごい木を作り上げたのは、Axel Erlandson(アクセル・アーランドソンもしくはエランドン、1884~1964)...

  2. 「箱 1」出品まで

    「箱 1」出品まで

    半月ほど前、なんとか初めての四角い入れ物を商品化しました。 箱ができました。 前回までのあらすじは↓ここまでで終わっていたので結構な方向転換です。 またしても何を入れようというあてが無いまま四角い入れ物を作ろうとしていた私は、さてどんな個性を持たせようかというところでまず、すでに商品化できていて自分でも気に入っている「丸い器 1」に似せようとしたのでした。 丸い器0、丸い器1 素編み・縄編み・...

  3. サンタさんも昔はバスケットを持っていたようです。②

    サンタさんも昔はバスケットを持っていたようです。②

    前回からの続きです。   白い布の袋でなくバスケットを持っているサンタクロースのポストカードが盛んに描かれた20世紀始めには、バスケットを持っているサンタクロースの「キャンディコンテナー」もやっぱりよく作られていたようで、海外のオークションサイトなどでいくつか見つかりました。  ほぼすべてドイツのものです。   前回のクリスマスカードの絵柄にもあったような今風というよりやや中世風の「マン...

  4. サンタさんも昔はバスケットを持っていたようです。①

    サンタさんも昔はバスケットを持っていたようです。①

    ハロウィンにもイースターにも馴染みのない私ですが、さすがにクリスマスは生まれた時からありました。 自分の中で出来上がっているサンタクロースのイメージはきっと多くの人と同じで、白いボアのついた赤い服と帽子、ボリュームのある真っ白い髭、少し赤ら顔のやさしい表情、・・・ そしてプレゼントは必ず白い袋に入れて背負っていると思っていたのですが、昔のクリスマスカードの画像を見ていたら、袋でなくて、バスケットを...

  5. 来年の干支、酉の注連飾り

    来年の干支、酉の注連飾り

    今年も残すところ2週間を切り、街の雰囲気からもなんとなく年の瀬を感じるようになってきました。 スーパーの店頭などで、注連飾りは12月の初めから売られています。生(き)のままの藁の部分に比して、赤や金の飾りの多い、既製品ぽいやつ。 稲作中心の暮らしから遠ざかり、注連縄の意味もすっかりわからなくなっても、こういうものっていつまでも続くのかなと思ったりしますが、そんな小うるさいことを言ったり考えたりせずに、...

  6. 箱ができました。

    箱ができました。

    とんとご無沙汰の、四角い器の続報をやっとアップできます。   2つの編み方で作りました。まずはこちらがよろけ編み。 平面の大きさがハガキくらいの箱ですが、バッグと同じ太さの材を使い、バッグとほぼ同じ大きさのよろけ編みをしているので2段とか3段ずつしか模様が入りません。でもそれがなんだかいい感じ。 バッグ以上に曖昧な輪郭を持ちます。曖昧ななりに形はすっきり出るよう工夫をしました。その辺の経緯は...

  7. 京町家の宿に泊まりました。

    京町家の宿に泊まりました。

    秋の新作づくりが少し落ち着いたころ、今年も京都に行ってきました。 ふだんから普通の町の景色を見るのが好きですが、旅行で訪れても観光スポット以外の普通の住宅地に興味がいきます。京都はまさに町歩きの楽しみをかきたてられるところです。   あてもなく歩いている時、普通の家のような建物の扉がふと開いていて、薄暗い通り抜けの土間が明るい方へ続いているのが見えていたりします。 その涼し気で、昔の普通の暮ら...