GUCCI 2017-18 秋冬コレクション。
パリやミラノの2017-18秋冬コレクションの記事を眺めていましたら、バーキン風バスケットのようなのを持っている写真があることに気が付きました。
ミラノコレクション、GUCCIです。
見てください、どーんと真ん中に、バーキン風?
しかしこれどうでしょう、
巷でバーキン風バスケットをお持ちの日本のお姉さんがたのようなナチュラル系とは対極にあるようなスタイルですよ。
Milan Fashion Week 2017: Gucci’s Parade of Characters – The Stream US
クリエイティブ・ディレクターは今年もアレッサンドロ・ミケーレ。
テーマは「THE ALCHEMIST'S GARDEN」、錬金術師の庭、ですかね。
わかるようなわからないような。
色づかいやデザインの要素がどれも一般人的な感覚より強く、濃く、ぶつかりあっていますね。
このようなトーンはここ数年続いているようですが細かく見ていくと今年は・・
ヴィンテージ風やクラブカルチャー風とかの要素に加えて、西洋人から見た東洋っぽさ(中国と日本がごっちゃみたいな)と歴史的な庭園感、ガーデニング感(植物、動物、昆虫モチーフ)が盛り込まれているようで、その盛り上げ役としてバスケットが採用されているように思います。
男性もバスケット持ってますね。
(男女混合コレクションです。)
Gucci Fall 2017 Ready-to-Wear Collection - Vogue
クローズアップの写真を見ますと、この2つのバスケットは商品化されるものなのかもしれないですね。しっかりとした作りに見えます。
左はグッチらしいバンブーハンドル、右は留め金がアニマルフェイスになっているのかな。
下の2つはラトビアの伝統的な柳バスケットを色だけ変えてあるものなのではないかと思います。
Gucci Fall 2017 Ready-to-Wear Collection - Vogue
しばらく見ていたら、目が慣れてきました。
リアルクローズとしてもエレガントで、うっとりするようなディテールやポップな可愛さもあり。
(好きな写真だけ選んでいます。)
GG柄って不思議なもので、オーソドックスから過激までの許容範囲の広さは和服の柄合わせとも通じるところがあるように思えて好きです。
新品をたくさん買えるような身分じゃないし、ヴィンテージもののGGバッグの方がむしろ可愛くて探し回ったことも。
今回も要所要所で登場していていいですね。特にアニマルフェイス付きセットアップ。
しかし僭越ながらバスケットは普通ですね。
当然作りのしっかりした高級感のあるものだとは思いますが、びっくりするようなものではないな。
天下のグッチですから、なにこれ誰が持つのと言われるようなバスケット、何百万もするような錬金術師感でギラギラしたバスケット、作ってくれないものでしょうか。
どうしたってナチュラル系になるハンドメイドかご編み人に、夢を見せてくれるようなやつをひとつ・・。
公式サイトはまだPRE-FALL
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