かごの修理につきまして。

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製作・商い 2017
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先日、一年ほど前に手提げをお買い上げいただいたお客さまからご連絡をいただきました。

内容は、持ち手の芯材がはみ出してもとに戻らなくなっているとのこと。

 

かごの修理について明記するべきだろうかと考えてはいたのですが、つい後回しにしてきてしまいました。

今回、機会をいただいたのでちゃんとしていきたいと思います。

  

早速送っていただいた手提げ、確かにこのようになっておりました。

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これは大変申し訳ない状態ですね。なのにとてもお優しい感じでご連絡いただいたことに感謝いたします。

 

自分の作ったものが商品として道具としてちゃんとできているのか、その時々の自分の精一杯のことをしているとは言え不安がないわけではないので、できるだけ自分でヘビーに使ってみているのですが、こういった種類の壊れは未体験でした。

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でも考えてみたら構造的にありえないことじゃない。 

持ち手の巻き材のほうはグルグル巻いて4往復、繋がっているので外れる可能性は低いけれど、芯材は編み目に差し込んでいるだけなので何かのきっかけで出てしまうこともあるということですね。

 

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↑ こちらの短いタイプの持ち手は芯材が根元で折り返して巻き込んでいるので飛び出したりすることはまずありません。

このタイプに近づければいいのではと考えてやってみたのがこちら。↓

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写真では前バージョンとの差がわからないくらいの出来上がりになったのではないかと思います。

これからはこの作り方に切り替えていきます。

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 と同時に「修理」についての一文をiichiのページのご注意欄に載せました。

 

これからも細心の注意を払って製作していくとともに万が一の場合の窓口も開いていなくてはと思います。

 

iichiにはメッセージ欄からとしてありますが、このブログのコメントからでも構いません。どうぞよろしくお願いします。

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