引き続き美しい洗濯物干したち。
洗濯日和が続きます。
前回の記事を書いて洗濯物干しについてよく見たり少し考えたりしたので、もう少し続けてみます。
もともとなぜかこういうものが好きです。
前回のような木製よりは金属など人工的な素材が大半になりますが、軽やかでいい感じのものがたくさんあります。
冴えてるデザインのものを選ぶと外国製になってしまいますね。それも昨日言及したように乾燥機完備のアメリカのものはあまりなく、ヨーロッパ製が中心となりました。
いずれも折りたたみ式。「clothes horse」もありましたが「clothes airer」という名称が主流のようです。
前回のアーミッシュ物干しを金属に変えたようなデザイン。wikoというのはイギリスのメーカー。
Wilko Concertina Clothes Airer 3 Tier 8.4m at wilko.com
argosもイギリス。
Buy ColourMatch 20m 3 Tier Indoor Clothes Airer - Super White at Argos.co.uk
ヨーロッパでのお洗濯事情は国や地域によってかなり違いそうですが、イギリスやドイツではやはり外干しはほとんどしないそうで、目につく室内干しはこの2国のものが多いように思いました。
乾燥機の使用がアメリカほどでなく、室内干し、ヒーターの近くでの乾燥などにこれらが使われるということなのですね。
これもイギリス製。
Clothes Airer Over Bath 15 Rail [Indoor Clothes Airer] - $25.77 : W P Cutlers & Son Ltd
ライフハイトやロレッツは日本でも結構お取り扱いがあります。うちでも使っている、ライフハイトはドイツ製。
LEIFHEIT ライフハイト 洗濯物干し ルームドライヤー カプリ10 62046
ロレッツはスウェーデン製です。
【RORETS ロレッツ ドライニングスタンド Compact コンパクト】
そしてこれもドイツ製ですが、アーミッシュの物干しに戻ったような木の枠と、ビニールコーティングされたロープでできたairerです。牧瀬里穂さんがブログで紹介されて一気に人気が出たというお品物。たしかに素敵。
【楽天市場】Side by Side サイドバイサイド Clothes Dryer Mama
上のmamaタイプはどこも品切れ中、こちらpapaタイプはまだあるみたいです。
Side by Side サイドバイサイド Clothes Dryer Papa
SIDE BY SIDE(サイド バイ サイド)はドイツの障害者工房と若い新進デザイナーとのコラボによって生み出されたプロジェクトだそうで、一周まわって新しい、懐かしくて質実剛健な興味深い品物がたくさん生み出されているようです。
最後に、こちらは前回の美しい物干し同様、準備段階の作品。商品化されたらひとつ欲しいです。
放射状のデザインのものが見つかって、前回の出発点の「かごに近い存在」に戻ってこれた気がします。
このブログでは何度か書いてきたことですが、初めての方には「かごじゃないけどかごに近い」存在などと言われても「は?」だと思います。
ほんとに個人の感覚でしかないですが、大きくて重くて長い間存在する建物のようなものと、柔らかくて軽くていくつも持って回転させながら消費していく服のようなものの、中間にあるようなもの、に私はどうも惹かれます。
私にとっての「かご」はまさにその代表で、洗濯物干しもその一つ。家と服のあいだにはかなりのグラデーションがありますが、大きいものではビニールハウスや建築中の建物の透ける仮囲い、昭和の住宅の洗濯物干し台なども含みます。
私の撮る町の景色はそのようなものが中心になりまして、こんな感じです。
なぜなんでしょう。何かから自由になりたいのに何かしら確かなものが欲しいんですかね。
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