来年の干支、酉の注連飾り

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草系
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今年も残すところ2週間を切り、街の雰囲気からもなんとなく年の瀬を感じるようになってきました。

スーパーの店頭などで、注連飾りは12月の初めから売られています。生(き)のままの藁の部分に比して、赤や金の飾りの多い、既製品ぽいやつ。

稲作中心の暮らしから遠ざかり、注連縄の意味もすっかりわからなくなっても、こういうものっていつまでも続くのかなと思ったりしますが、そんな小うるさいことを言ったり考えたりせずに、ただ継承することが肝要なんでありましょう。

 

今年の干支、申の注連飾りも素敵なものがあったので、来年の干支、酉の注連飾りについて調べてみたのですが、来年用に特別に作られたものは見あたりませんでした。

 

そもそも酉の注連縄というのは干支に関係なく作られているらしく、こちらの「たくぼ」さんのものは、かご編みを始めたころ、藁細工について調べているときから気になっていました。

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http://w01.i-next.ne.jp/~g112739022/menu.html

30㎝×20㎝と結構大きいです。

鳥の形が簡略化されているようでいて、見ていると意外とリアルな感じもしてくるような力強いデザインです。

縄の色、一色というのがやはりいいですね。

 

「たくぼ」さんは宮崎の高千穂で、60年以上にわたって家庭用から神社用、旅館用など注連縄に関する全てのご要望に応じて製造販売をされているところです。

 わら細工 注連縄 『たくぼ』

 

根付きの稲穂に鶴と亀がついているすごいのもありました。

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http://w01.i-next.ne.jp/~g112739022/menu.html

 

 

この高千穂の注連飾りを取り扱っているショップがありました。年内分は終了してしまっていますが、年明けの納品は可能とのことです。

karin2011.exblog.jp

 

「鶴と亀」。これもおめでたいモチーフの代表格で、とくに酉年関連ではないですが。

鶴の形が素敵です。亀もかわいい。

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2016 高千穂からしめ飾り ご予約受付中! 2/2 : 民藝 かりん Karin Folkcraft

鶴も亀も腰蓑のような稲穂をまとってゴージャスですね。そしてとってもやっぱりプロの仕事ですね。

 

小さくて、よく見ると泣けるほど下手な亀がいるのは、殺風景なうちの玄関。

2年前にワークショップに参加して、先生にだいぶ助けていただきながら作ったものでした。

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