2016秋・商品化まであとわずか②小さめの手提げの進化形
「小さめの手提げ」を少し大きめに、ということで進めていた計画にも進展があります。
前回ここまででした。
もうこのまま商品化できそうだと最初は思っていたのですが、意外と、見るたびにもう少しどうにかならないか、という思いに。バスケタルのラインナップになぜかすんなり入らないのですね。
小さめの手提げと同じ型を使っているのでサイドラインは直線で構成された他角形のはずなのですが、よろけ編みの凹凸が形を曖昧にしていて少しお腹が出た形にしていることもあり、コロンとした丸っこい形になっている。普通にかわいい。けど小さめの手提げの延長にはなってない。あけびのかごバッグとして作った方がよさげ。などとケチをつけてやっぱりやり直しです。
編み方を変えてみてもピンとくるものにはならず。これではよろけ編み方がいいくらいです。
柄を変えることに積極的な意味を見いだせないし、そこそこ可愛いものを微妙に変えていくつも作るのは気も進まず、やっぱりここに戻る。
一本取りのざる編みと二本取りのざる編みを矢羽編みで仕切って交互に配した「太縞」。
「小さめの手提げ 太縞」
不思議と、普通に編むと丸くなだらかにつながってしまうアウトラインが、矢羽部分が少し飛び出ることで直線的になって多面体的を構成しやすくなります。少しギクシャクしてるくらいが私らしいのか。
前回の記事で決めたはずの32㎝の持ち手(上)も小さめの手提げと全く同じ仕様にして実物を作ってみるともう一声短めの方が良さそうで、約28㎝程度に。(下)
納まりました。決まりました。
ちょっと遠出してみるつもりだったのに歩を進められたのは結局一歩、て感じですか。進化形じゃなくてシリーズ化ですね。
小さめの手提げの大きめというのも変なので雫(しずく)型とでもしましょうか。
一見すると「山の手提げ」に似ました。そもそもが「小さめの手提げ」は「山の手提げ」の進化形だったのですが持ってみた感じは意外とちがうものにちゃんとなっています。
ていうかそれぞれの個性をはっきりさせていく方向に編み方を極めていかなならんのだなと思うのでした。
「山の手提げ 太縞」
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