2016秋・商品化まであとわずか①四角い手提げ2
今日は今年最後の30度越えの日だったそうです。いよいよ本格的な秋に向かって私の新商品開発も少しずつ深まっています。少しずつ。本当に少しずつ。
先日「2016秋・製作中」として経過報告をしていた品々のその後をご報告。のんびりじっくりやっていると秋も終わってしまいますからブログのタイトルを「商品化まであとわずか」として自分を追い込んでいきます。
まずは下の状態まで進んでいた四角い手提げの進化形バージョン。実はこれ、この写真はかっこいいんですがマチが薄すぎで実際には商品化にはキビしい状態でした。
なのでマチを拡げてつくってみたのですが。
写真ではわかりにくいけれどほんの少し拡げただけでなんだこれ、木製のスピーカーか?というような存在感。もともと角を面取りした感じが家具調だったわけで大きくなると可愛くない。
このデザインと使いやすさは両立できないのかも。というかこのデザインを活かすためには四角い手提げの進化形として作らない方がいいのかも。
というわけでちょっと方向を変えて長辺も短辺も面取りするのではなく短辺だけ面取りする形を一つ作ってみた。あえて幅広の縁編みを作らずに、角を尖らせずに。それがこちら。
これが意外とうまくいったので塗装まで。最初に描いたこの殴り書きに案外近いかもしれない。
でもまだ、ジタバタします。
本当にできないのか、できないにしてももう少しなんとかならないか、などなど考えがまとまらないままに取り敢えずいろいろとやってみています。
下(右)は底面の形を長方形でなく、角丸にしてみたもの。これはひどい。全く違うものになりました。モダンなゴミ箱みたい。
高度な多面体化に進んでいくのも違う気がしてきたので、次は長辺の傾きはごくわずかにして作ってみた。縁編みは矢羽五段。角は尖らせず。
でもこれも良い効果が出ているかというと全然。微妙な角度をこのわずかな幅で4つの角全部揃えて出すことは難しいし特に手に持った時、斜め上から見た底面付近の角が全然きれいじゃない。
一番最初の写真を寝せて撮っているのもその部分がきれいに見えないせいなのでした。
と、いうわけで若干の諦めもありつつ、やりたいこととできることのすり合わせをして塗装までいったバージョンの縁編みを幅広にして完成させてみたのがこちら。
この作りであれば前面はまっ平らでいいのだと思える。
あの下手なイラストで意味したかったものに少し近くなっている。そして四角い手提げの進化形にもなっている。(歪みは直します。)
そんなこんなで、左が「四角い手提げ」。右が「四角い手提げ2」となりそうです。
旧型が持ち手をつけることで形作っていた「まとまり」を、新型は胴体でも少し受け持っているので持ち手は短い方が似合いました。
この形でよろけ編みも作り、少し濃い目の塗装をしようかなと考えています。
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