100年前のイギリス、ピーターラビット達のバスケット。
渋谷の 「Bunkamura ザ・ミュージアム」で今、「ピーターラビット展」が開かれています。
著者のビアトリクス・ポターさんの生誕150周年記念なのですね。
ミッフィー誕生60周年の展覧会も開かれていましたし、小さい頃親しんだキャラクターたちが今もたくさんの人たちに愛されてメジャーな存在でいてくれるのはうれしいことですね。
さて、ピーターラビットシリーズと言えば100年以上前のイギリスの自然豊かな村の暮らしを映し出しているような挿絵の数々ですが・・
もしかして、と思って見てみたらかなり頻繁にバスケットが登場していました。
以下は全て、代表的な一話「The Tale of Peter Rabbit(ピーターラビットのおはなし)」からです。
The Tale of Peter Rabbit (1910) - Wikisource, the free online library
このお母さんのふっくらした青いドレスが、とても懐かしい。
ほかの兄弟たちは赤いマントなのにピーターだけは青い上着。
これにも個人的な思い入れがあります。
遊びに行くときに手渡されるのが口が広がったタイプの一本手のバスケット。
お母さんがパンを買いに行く際に持っていたのも、やっぱりバスケットの手提げでした。
丸っこい形の一本手ですね。
良い子の兄弟たちはブラックベリーを収穫して帰ります。
自分たちの採ってきたブラックベリーや、お母さんが買ってきたパンなどの夕飯にありつける兄弟たち。
ここでは角型のピクニックバスケットタイプのバスケットが描かれています。
言いつけにそむいてマクレガーさんの畑を荒らしてつかまり、必死で逃げ出してきたピーターは
疲れ果てて帰ってきてお母さんにカモミールティーを入れてもらいます。
逃げる際に新しい青い上着も失ってしまって、傷心のピーターです。
このお話はもしかしたら教育的な面もあるのかもしれないですが、そういうことより一人ではぐれてしまうピーターの心細さとか、お母さんのあたたかさとか、住まいにしている木の根元の穴の雰囲気とかが深く心に残っています。
家の中に立派な家具とか道具がたくさんあるわけではなくてもバスケットを持つことで何か人の暮らしらしき感じがするのも面白いところです。
100年前、まだ産業革命の影響も及んでいないと見えるピーター達の暮らし。
何か手にしてでかけると言えばやっぱり、バスケットだったのですね。
ピーターラビット展の期日は10月11日まで。
オフィシャルサポーターと音声ガイドの担当はディーン・フジオカさんだそうですよ。
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