1歩ずつ少しずつ「丸い器」②
前回の記事に少し補足です。
手提げもそうですが器も常に試行錯誤中です。何度も編みなおします。何を目指すのか、どうやって、ということも何度も作っているうちに固まってきます。
この器の立ち上がりは微妙な角度なので、漫然と編んでいるとバラつきが出ます。バラつくことが悪いわけではないのですが、この器はどんな器なのかということが自分の中ではっきりしていないために起こるバラつきはダメですね。
写真に撮るとさらに微妙な差になりますが、いくつか上げますと、
これは開きすぎた形。平らなお皿になってしまいました。
これは立ち上がりすぎた形。盛りかごに近くなりました。
そうこうしているうちにこのくらいがいいなと固まってきたこの角度が、この器の特徴を表してるんだなと思いました。
中の方はほぼ平らで縁で少し立ち上がる形、これはショップを開く前に作っていたこの小さい器と同じです。
これをより繊細にしようと作ったものが丸い器1なので、これを踏まえたものにしたいのですね。1つ完成したものがあるのでそれを基に次へ。
立ち上がりも少しあるけれど平らな底の部分のレーシーな編み目を見せたいという意図のある形。
と、気づいたからには編み方も決まります。真ん中の部分と縄編みが3段ある太めのボーダーまでは平ら、そこから2段の透かし編み部分だけで立ち上げればいいと。(小さい器のようにハッキリはしませんが。)
決めきれずにいた頭の中のモヤモヤは晴れました。難しさは相変わらずですが。
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