「根を詰める」。

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かごにまつわる
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かご編みと根詰めは相性がいいように思います。

細かい作業を一心に積み重ねていく感じです。

 

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のんびり屋ではありますが、何かに凝ると根を詰めてしまう性分で、編み物とかやりだすと寝る間も惜しんでやっていた覚えがあります。

頑張るぞという場面になると根を詰めないでねというのがうちの中での合言葉にもなっていたり。

 

でもあれは余裕のある遊びだったなと今は思います。

徹夜してクタクタになっても、朝になって学校なり会社なりにいく形に持ち込めればなんとかなるだけの若さと、来る日も来る日もやり続けなければならないわけではない余裕がありました。

 

weblio辞書にて”根を詰める”という言葉を調べますと

”精神・肉体の疲労をかえりみずに、一つの物事に没頭する。”とあります。

 

これはいけません。 

今の私は疲労をかえりみずにやっていては毎日の仕事を続けていくことはできません。

 

完全に自分のせいなのですが、スケジュールをキチキチに組んでいるのに、もう少しこうしたら、とか、なんかいつものようにできない、とか言ってはちょっとした変更をしたりして、逆に大失敗したりしてスケジュールをよりタイトなものにしてしまったりしています。

今回はついに2日出荷を延ばしてしまうことになってしまった。これは完全にダメでした。

 

薄い色の塗装というのは条件に左右されやすく、材のせいなのか塗料のせいなのかバラつきが出てしまう。

というのは言い訳ですね。

 

お客様が皆さま優しく、助けて頂いてると感じます。

  

遅れはもってのほかですが、納得いかないものを出荷するよりは、お詫びをして延長させていただいて納得いくものをできるだけ速く作ることを選びました。

 

根を詰めなければならない局面もやっぱりある。

それをなんとか乗り越えられたと思えた時、自分にはたくさんの支えがあることをどっと温かく重く感じたのでした。

スケジュールの押しはまだもう少し続くのですが、いっぱいいっぱい感はなくなった。平常心で走ります。 

 

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