埋もれた記事のご紹介
籐の手提げや器を作って売っています。始めてまだ日が浅いので調べつつ学びつつです。
ひとたびかご編みについて調べ始めると、その世界はとてつもない広さ深さを持っていることがわかり始めました。
私が調べられることはもちろん、かご編みの歴史、かご編みの世界のほんの一部ですが、今の時代だからこそ運よく得られる知識をありがたく受け取ってかご編みを楽しみ、土地に根差した伝統の職人さんにはなれるわけではないけれど私にできることを少しずつ高めていきたいと考えています。
このブログは 、これ素敵、これ可愛いとどんどん見に行って調べたことの記録になっています。自分の作業も時々ご紹介させていただいています。
検索流入などでたくさんの来ていただくのはやはり人気のあるブランドのかごの話題。籐工芸教室の話や籐工芸を学べる本の話、材料の話なども長い間コンスタントにアクセスをいただきます。
が、同じような気持ちで書いていてもあまり検索もされず忘れられている記事がけっこうあります。たとえば、下に挙げたようないくつかの記事。もしよかったらお立ち寄りください。
少し昔の絵や写真、映画などに出てくるかごを眺めるのはなかなかおもしろいものです。
ハッピーイースター。イースターエッグ、イースターバスケット。
ハロウィンに続き、私には全く馴染みのない「イースター」が日本でもイベントとして少しずつ盛り上がって来ていると聞きます。 復活祭であることと卵が象徴的に使われることくらいはわかりますが、トムとジェリーで得た知識くらいしかありません。 そもそもいつなのかというと暦の種類や年によってもマチマチで、だいたい今頃だということです。 正確には今年は3月27日、来年は4月16日なのだとか。 もう終わっていたんですね...
前川千帆(まえかわせんぱん)さんの木版画に、かごを持っているものが結構あります。 出典:すべてUkiyo-e Search Girl with Basket (1950s) りんごですね。 雪が舞っていて寒そうで、頭巾が忍者みたいになっていますが、3色ストライプの着物に鮮やかなイエローのベストみたいなやつ。 まあなんと可愛らしいのでしょうか。 かごは太めの蔓で編まれたバケツ型のバスケットですね。 北国なのでやはりあけび...
金属製のバスケタリー、古いもの新しいもの、洋の東西問わず惹かれます。
ワイヤーバスケットというと現代的なものという感じがしますが、京都の金網細工は平安時代からの歴史を持つのだそうです。それは主に京料理を支える調理道具として。 「金網つじ」さんの金網は高台寺という場所柄、豆腐料理に使うものとして生まれました。 ホームページに「脇役の品格」という言葉があります。あくまでも主役は料理で、出過ぎず地味に仕事するんですね。 とはいえこちらの名脇役は、現代的というか未来...
アメリカのハンドメイドクラフトサイト「Etsy」は、検索の項目がハンドメイドとビンテージに分かれていたりします。 ハンドメイドも日本のハンクラサイトとまた違った雰囲気で楽しいですが、興味深いのはビンテージです。 編組の丸い器を編むために、私が参考にできるような盛りかごをいろいろ見ていこうと思っているのですが、Etsyをみる限り、アメリカのヴィンテージバスケットで目立っているのは自然素材よりもワイヤ...
面白いバスケットを見つけました。 ボトルキャップバスケット。 ワイヤーバスケットに瓶の蓋をたくさんくっつけてあります。 80年代ぐらいから主に南アフリカ、ほかにもジンバブエやケニアなどのアーティストによって作られているようです。 ワイヤー部分は工業地帯で出されるスクラップの金属を使ったものだったりするみたいです。 環境問題であるとか現代社会の問題を提起しているという意味もあると思われます。だ...
「BOTTLETOP」とナルシソ・ロドリゲスやDKNYとのコラボレーションバッグ。
BOTTLETOP FOUNDATIONという基金があるのだそうです。イギリスのMULBERRY(マルベリー)という高級皮革ブランドの創設者親子により2002年に設立されています。文字通りリサイクルされるボトルトップを使ったデザインのバッグなどを中心に販売し、地域の雇用を生み出したり、アフリカ各国の教育プロジェクトの支援に携わっています。 ボトルトップは日本でいうところのプルトップ、またはプルタブですよね。 マルベリーだけに、バッ...
ジェーンバーキンが人気ですがヘップバーンもバスケットの愛用者でした。
オードリー・ヘップバーンさんがナンタケットバスケットを持っていらしたと聞いたことがありますが、写真を見かけたことはありません。 でもバスケットを愛用していらしたのは確かなようで、キュートなお写真が見つかりました。 出典:Rare Audrey Hepburn 1955年、26歳くらいのオードリー。 「ローマの休日」の2年後くらいです。 思い出のローマの地でお食事中なのですが、蓋付の(おそらく)ヤナギのバス...
海外のかごの話。旅情なども感じながら書いています。
荷造り用のPPバンドを編んで作るかごバッグがあることは知っていました。 本屋でも最近かご編みの本として並んでいるのはこのタイプがメインみたいだし、実際身の回りで持っている人を見かけることも。 出典:パステル☆ミャンマーさんのブログ パステル☆ミャンマー 女子注目のプラカゴ NHKの番組「恋する雑貨」で取り上げられていたのはベトナムですがこちらはミャンマー。ミャ...
とても素敵だと思った、パーム椰子の帽子づくりの動画です。 外で作っている映像が涼し気で、見てるだけで気分がいいんですが、じっと見ていたらなんだか驚いてしまいました。なんかすごいです。 大きな椰子の葉を真っ二つに割っているのかな。微調整はするものの、それをそのまま使っている。材料はそれだけ。使う道具は手と、ナイフだけ。 真ん中の茎から細い葉っぱが均等に出ているから...
出典:auction network sweden スウェーデンの「TV Kanna」、1950年代の魔法瓶です。 kannnaがポットという意味なので、テレビを見るときのお茶の間のポットということ、でしょうか。 出典:MUM 北欧系のオークションサイトやヴィンテージ雑貨店で取り扱われています。 籐のようにもみえますがビニールストローだそうです。 首の詰まったセーターを着こんでいるようでとてもかわいい。 ...
先日立ち寄った骨董市で、凝ったデザインのかごバッグを見ました。 それはアンティークのものだったのですが、調べると一点ものではなく伝統的なデザインであることがわかりました。 「パニエ・リュスティック」というそうで(panier le rustique?)画像検索すると少しずつ違うデザイン、違う色のものが存在していて作られた年代もいろいろだということがわかります。 フランス語なので「バスケット」ではなく「パニエ...
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