あけびのかごバッグを探す。⑧長野-1

moribasket

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福島・会津の回でも取り上げさせていただいた、日々の暮らしで使う日本の手仕事のものを扱うお店「FRANK」さんに長野のあけびかごもありました。

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あけび小判すかし手提げかご小

雪の深いところほどかご編みに適したあけびが採れる、というようなことをききます。  

あけびかごは寒い地方のものという認識が一般的と思いますが、商品として手に入れられる南限は今私が調べられる範囲では長野なのではないかなと思います。 

そして長野は、他の地域とはちょっと違う特徴を持つ産地でもあるようです。

 

奥信濃の山で自生するあけびが用いられて、江戸時代から大正・昭和とあけび細工がさかんに作られていたことがわかる記事がありました。

野沢温泉村のあけび蔓(つる)細工の先駆者と後継者 ~

河野安信と「鳩爺さん」と呼ばれた河野平作~ | 安心のネットワーク NOSAI北信

 

かなり減ってしまってはいるようですが今でも何軒かの工房があり、長野県伝統的工芸品に指定されて、野沢温泉の「三久工藝」さんなどで販売されています。

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同じ野沢温泉の民宿「竹屋」さんでは、大女将さんがあけび細工を作られているそうです。

ホームページでは見事な手さばきの動画を見ることもできます。

ネットショップにはなっていませんがすてきな写真がありました。

なかでも籐とあけびを組み合わせてできたデザインのもの(写真右)が興味深い。

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nozawa-takeya.com

 

すでにあけび細工の伝統があったところに、材料の減少を補うため輸入された籐が加わったのが長野の特徴でもあるようです。

あけびと籐が組み合わされたかご、あまり見ないデザインですよね。

 

そしてもう一つ長野のあけびかごの特徴として、皮をむいた白っぽいあけびの蔓を用いるものがあります。

これについては次回です。

 

あけびのかごバッグを探す。⑨長野-2〜再び青森。

長野県むきあけび 手提げバスケット(二本手)税込54,000円 こちらの不思議な色合いのバスケットは、「暮らしの竹かご屋 明治四十年創業 市川商店」さんで取り扱われているもの。 薄く着色した籐なのかと思ったのですが、そうではなく、皮をはぎ取ったあけびの蔓で編まれたものです。 これは主に長野県に伝わる方法なのだそうで、温泉につけてから皮をむかれたあけびは「むきあけび」、「製白蔓」などと呼ばれています。 ww...

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