日本の幾何学美、富山の「タニハタ」さんの組子欄間。
私がやっているようなかご編みは「編組」と言われますが、こちらは「組子」。
富山の「株式会社 タニハタ」の組子の装飾は、住宅の「欄間」をはじめとして、大規模な商業施設のインテリアとしても有名ホテルや空港ラウンジ、料亭、大使館などで数々採用されています。
釘を使用せずに細かい木のパーツを組み合わせて透かし模様を作っていく日本の伝統木工技術、というようなことはなんとなく知ってはいたんですが、とても美しいホームページが存在していたのは最近知りました。
出典全てタニハタホームページ
ザ・リッツカールトン京都
きらびやかな商業空間も和の華やかさでとても素敵ですが、無塗装のデザインサンプルが並ぶこのリスト、本当に美しいですね。
美しいものに出会うといつも同じことを言っている気がしますが、こういうスッキリした幾何学的なデザインこそ日本の美だと思うし、本当に美しいものは洋の東西を超えていると、また思いました。
18のデザインの解説と施行例を見ることができます。模様には全て意味があります。
今夜あたり満開の、桜のデザイン。
ミニ組子もあります。これはベイヒバの「桜」。雪の結晶のようですね。
形を見ると、竹細工の菊六つ目編みなどにも共通するところがありますね。
籐でここまでの模様を作ることは難しいですが、こういうパターンをつなげたような透かし編みのバッグが出来たら素晴らしいなと思いました。
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