今季のバスケタル始まりました。②
やっとです。ぬかるみに足をとられているみたいなのろい足取りだったわけですが、今の時点で考えているラインナップが揃いました。
前々回の記事でご紹介した「細面の手提げ」と「四角い手提げ」はそれぞれ2種類の編み方、細面に関しては2色の塗装が並びました。
これらは去年から続いているシリーズのマイナーチェンジです。
今日初めて出せたのが「山の手提げ」。
名前が・・・ちょっと妙かなと思わないでもないですが、なんだかそう呼びたいのですね。安定感のある安らぐ形ができたと思います。
短くて今までとは少し違う作り方の持ち手。トートバッグというよりハンドバッグ的になりました。
最初にできたこの「太縞」の模様編み、とても気にいっています。縄編みを規則的に入れることで厚みを感じる仕上がりになりました。地味ながら2種類の編み方(ざる編みと2本ざる編み)を交互に配して縞の表情に微妙な差をつけています。
大きさは、今まで作ってきた手提げの中で一番大きい「大」と今までのものとほぼ同じの「中」。
それからもう1種類、「四角い手提げ」から外した、透かし編み(小出し編み)の入ったランダムな縞模様。好きな編み方なので続けたかったのですが、上部を透かし編みにしてあるので、かご全体としての形のホールドが弱く、頼りなくなるのが気になっていました。
これね。
なので今回上部を小さくまとめる形の「山の手提げ」に採用。ホールド感はがぜん増すのでよい選択でした。
これが完成品。
「太縞」の方のデザインの完成度がわりと楽に高まったので、あやかりたくてこのランダムな編み方を規則的な縄編みの間に落とし込めないかと何回もトライしたのだけどダメでした。この編み方の柔らかさ、淡さと折り合わない。
これね。
結局「四角い手提げ」の「ランダムボーダー」とそれほど変わらない模様に落ち着きました。
うまくなったつもりでいてもそれは経験による技術の面だけで、デザインする能力や集中力は伸びていくわけじゃないと思わされます。日々刻々年取っていくわけだしね。
どんどんあれもこれもという性格じゃないし、一つ完成したものを大事に大事にそこから1ミリずつ進んでいくことしか先へ行けないことを感じます。
こちらは「中」の大きさのみ。いずれ、もうちょっと小さいものも作るつもりです。
よかったらこちらでご覧ください。
一段落して一応ほっとしています。
新しいものを作るということはとても楽しいのだけれど
それを世に出すのは何とも言えず恐い。
緊張感で疲れました。
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