今季のバスケタル始まりました。

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製作・商い 2016
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一昨日から昨日にかけて、やっと今季の商品を並べはじめることができました。 まだ途中なのですが、お待ちいただいていた方からすでに何件かご注文もいただき、やっと動き出せたことをうれしく思います。

なんでこんなに並べるまではハードルを高く感じ、並べてしまうとこんなに気安くうれしいのでしょうね。

 

さて今季のバスケタルは。 

昨年秋から出している「細面の手提げ」、好評の「よろけ編み」は引き続き作ります。2色展開です。

「やや濃い色」は以前のものとほぼ同じ濃さの茶色ですが、塗料のブレンドを少し変えて少しだけカーキ色っぽくなりました。

新たに出す「薄色」はほぼ無塗装にも見える色です。 

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プレーンな編み方として人気はあったけれど、実は常に変えたいと思っていた「矢羽編み」は「ざる編み」に変更しました。

感覚的なことでしかないのですが「矢羽編み」は三角形で全てを埋めつくす感じでシャープになりすぎる気がしていて、よりプレーンでニュートラルにしたいという思いです。

今は「薄色」しか並んでいませんが近日中に「やや濃い色」も出します。

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「四角い手提げ」は形を少し変えるつもりでいたんですが、いろいろやってみてもしっくりこなくて結局形は同じです。

このときはこれしかできなかった、その時の力なりの完成品をしばらくは並べていきます。

去年の夏に出した時は無塗装だったのですがこちらも「薄色」塗装で出します。

「よろけ編み」は変わらず。

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プレーンな編みとして採用していた「ホラ編み」をこちらも「ざる編み」に変更しました。

「ホラ編み」もやっぱり変えたかった。人気もあったしお買い上げいただいた方に申し訳ない話ですがもうちょっと細やかにならないかなということが常に頭にありまして。

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ではなぜ初めから「ざる編み」にしなかったのか。「ざる編み」はかご編みの基本中の基本なので初めてのバッグの試作品もざる編みで作りました。その時の出来が悪かったんですね。キチンと並んだ編み目の良さが出せず、薄くて華奢過ぎるとかマイナス面を強く感じる仕上がりでした。なので厚みが出るような編み方を探しました。

でもどこか頭に引っ掛かっていた、やっぱり基本はこれなんじゃない?ということを今回やってみたらやっぱりいいものでした。

私の腕が上がっていたんです。(大いばりで言えることではなく、普通に編めるようにやっとなった、くらいなんです、ほんとは。)当たり前ですけどね、一年間編んでいたので。

これがその時の汗と涙の結晶。 

「四角」も「細面」も透かし編みを多用した「ランダムボーダー」というのを出していたんですがこれは少し形を変えて再登場させようと考えています。そのお話はまた今度です。

まだまだ熟練の腕ではありませんが去年よりはコントロールがきくようになった手による新しい手提げ、並んでいます。

 

 

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