この秋何を作ろうか。2018

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製作・商い 2018
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晩秋にさしかかりました。

かごバッグのオフシーズンです。

かごバッグがいちばん売れない季節に何をすればいいのかというと、新しいデザインと今あるデザインの見直し、まとめるとラインナップを整えるとでもいうような作業になります。

 

この夏、バスケタルは初夏に出した「籐のトート」を中心にご注文をいただきました。↓

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年初からラインナップを整えていた「四角い手提げ」、「なで肩の手提げ」シリーズなども合わせて、今年はどちらかというと四角っぽいデザイン、あっさりした直線的なデザインに振れていたのですね。↓

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振り返ってみるにこれは多分昨年の「六角の手提げ」一昨年の「細面の手提げ」↓ などの、四角っぽさから離れよう、かごらしい丸さを作ろうという流れからの揺り戻しみたいなもんです。

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どちらかだけが正解なわけではなく、どちらもバスケタルのデザイン。

丸みのある一般的なかごを、四角をベースに図形的なアプローチで考えていくという作業の中でその幅を少しずつ広げたり狭めたりしながらいい形を探っています。

 

というわけでこの秋は、去年の夏に置いてきてしまった「六角」や「細面」や「山」をまた引っ張り出してきてなんとかラインナップに復帰させようと試行錯誤しています。

復帰ってまた同じ型で同じように作ればいいんじゃないかと思うわけですが、インスタでも書きましたがこれが簡単にはできなくて。

毎日毎日かごを作っているから作り方が変わってきていて、一応うまくもなっているのに、それとはまた別に、なのか、だからこそ、なのか、前のようには作れないということがあります。

型に忠実に(まだ厳密ではないけれど)作れるようになると魅力が半減して見えるのかな、とか。

あれ、なんで、と振り返ってみると昔のはできてたつもりだったけどできていなかったんだ、とか。

でもそのアバウトなぐらいがかごらしく可愛かったのかしら、とか。

ひねくれております。

そんなことも含め、また3,4年やってきた感覚に基づく変更も盛り込みつつ、さらにいい形を・・・とやっているとこれがなかなか一筋縄ではではいかず時間ばかりどんどん過ぎていきます。

うまくなったんだから絶対良いものになるというつもりで作って旧作の方が全然良いなると落ち込む。

下手でも勢いがあって目指すところは良かったのだと、今よりむしろ良かったのかもしれないと、落ち込みつつ、でもそれならば少しでも上がった腕でその目指してたところをさらに目指さなきゃと、今日もまた指の皮膚を荒らして編みます。

 

とりあえずはまず、六角の手提げが復活しました。

新しく矢羽編みもできました。

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やっぱり定番として、作っていきたい形です。

どうぞよろしくお願いします。

ちなみに昨年は。

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