50年代のアメリカ、ワイヤーフルーツバスケット。
アメリカのハンドメイドクラフトサイト「Etsy」は、検索の項目がハンドメイドとビンテージに分かれていたりします。
ハンドメイドも日本のハンクラサイトとまた違った雰囲気で楽しいですが、興味深いのはビンテージです。
編組の丸い器を編むために、私が参考にできるような盛りかごをいろいろ見ていこうと思っているのですが、Etsyをみる限り、アメリカのヴィンテージバスケットで目立っているのは自然素材よりもワイヤーなどの人口素材のフルーツバスケットでした。
これがヨーロッパだとちょっと違うかもしれません。
これが一般的な形らしくいくつも出品されています。
一つ欲しい。
写真は全てEtsyより
50年代のアメリカのインテリアの雰囲気、グラマラスなアメ車の集まるダイナーなんかのイメージがふくらみます。
ペパーミントグリーンの壁とか市松模様のPタイルの床とかは無理でもこういうものは生活の中にあるとなんか良さそう。
私も自然素材のかごの素朴さ、渋さだけでは落ち着かない人間です。
バリエーション。
バリエーション。
バリエーション。
持ち手がキラキラ。
2段式。誇らしげ。
これもどことなくトロフィー風の華やかさ。
これは素朴な方。
これは面白いけどデザインとしてはどうなのかな。
私は80年代のリバイバルで50年代のデザインを知りました。
古いもの、伝統的なものにお別れして明るくポップなものに向かう時代だったのだと思います。
あのころ自然素材のかごを見ても昔話のおじいさんおばあさんの持つものにしか見えなかったと思う。
時代の感覚も大きく揺れ動きながら進んで、今はアメリカの人も日本的な感覚に惹かれる時代になってきていると思います。
私自身も時を経て振り返ると大きく蛇行して、新しかったものたちもいろんな思い出とともに、懐かしいものに。
おまけ。プラスチックもすでに懐かしい。
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