編組の丸い器を編むために①名前はない。
ハンドメイドの籐のかごを製作販売しています。
今のところ2種類のかごバッグだけが商品です。
そして今私が最も長い時間かけて考えているのは籐のお皿か盛りかご。手がついていない丸い器です。
かごバッグは今お店に並べているものを踏まえてまた次を考えていけます。具体的なアイディアがいくつか出せています。
お皿や盛りかごはまず一つ目の商品が出せていません。なぜなのか。何を入れるのか決まってないからです。
順序がおかしい気がします。人はなぜ入れ物を作るのかと言ったら何かを入れるためで産業があって生活があって用途があって作られ、歴史の中で練り上げられてきたものにはちゃんと名前があります。「ざる」とか「椀籠」とか「みかんかご」とか「フルーツバスケット」などです。
行きがかり上、商売のために何か作ろうとしている私の作品には、名前がありません。
取り敢えず作ってみるお皿は見た目重視です。マーケティングというのもなんだかわからないし、まずは取り敢えずただきれいだと思う形を作ってみているシリーズが形になってきたので出すことにしました。
もしかしたら誰かの用途に適うかもしれません。でも全く売れないかも知れません。
右の小さいお皿はこんなことやってますという感じで、何人かの人にあげたもの。
あ、私のブログアイコンでもあります。
あげた人にこれ何入れたらいいと聞かれました。さもありなん。
自分の頑固さをつくづく思いますが、やはり一歩ずつしか進めず、これをもとに次を作ります。
このあと何回か、名前を持って世に存在している、編組の丸い器について書いてみることにします。
道なき道の道標。
取り敢えず作ってみた、何かの置き場。卓上かどこかに置いて使う小物入れ。 たまたま、カメラとケータイとお財布が余裕持って入りました。 振り返るとバッグ作りも悩むには悩んだけど、目指す大きさとか形のことではそれほど悩まない。 その理由もわりと簡単。 バッグは必ず何かを入れて運ぶもので、純粋にお洒落で持つと言ったって何も入れないことはない。だからそれに見合った大きさや形が内側か...
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