The Longaberger Companyの巨大なバスケット社屋
Wikipediaより
アメリカ・オハイオ州ニューアークにある、The Longaberger Company(ザ・ロンガバーガー・カンパニー)の本社の建物です。
従業員7000人年商7億ドルのバスケット屋さん。
アメリカらしい国道沿いの、単調な風景の中に急に現れるらしいです。
先日ご紹介したバリ島「IBUKU」のバンブー建築はまるで大きなバスケタリーだと書きましたが、今回のこの建物はある意味真反対です。
こういうのはノベルティ建築というのですね。
ウィキペディアによれば建物の取っ手の重さが150トンあって、冬季の凍結による損傷を防ぐための暖房機能が備えられているそうです。
出典:longaberger.com
社屋と一番近いと思われるベーシックなバスケットがこちら。かなり大きめのこのタイプが155ドルです。材料の木材は楓(メイプル)。
こういうベーシックなもののバリエーションのほか、クリスマスデザインのものとか、州ごとの限定バージョンみたいなものもありました。
この丈夫そうな感じ、なんとなく垢抜けしてない感じ、繊細ではない感じ、とにかくアメリカらしい気がします。アメリカンファミリーの象徴といいますか。
ユニクロの特集に取り上げられていたピーターボロのバスケットと同じタイプですが、ピーターボロのようなセレクトショップ受けするヴィンテージ感はありませんね。
巨大な工場と倉庫の内部写真もありました。
出典:eikongraphia
出典:the columbus dispatch
この規模はほんとに驚いてしまいますね。
完全に工場生産と言えますけども、各人の作業スペースが広くとってあって、よく見ると組み上げるのは人の手なのでしょうか。
バスケタリーがどの程度機械化できるものなのかも知りたい気がします。
シンプルなものならきっと編む機械を作ろうと思えば作れるでしょうね。でも機械化して大量生産する意味がないということかなと思いますが。
こうして生産されたバスケットは、「タッパーウェア」などのような「ダイレクトセリング」方式で販路を広げているのだそうです。なにもかも私の知るかご編みというものの対極です。
本社屋ではバスケット作り体験もできるのだとか。
楽天のこちらのショップでお取り扱いがありました。
いろいろなバスケットとともに、中に入れて使う透明なプラスチックのプロテクターや布製のライナーなどもあって至れり尽くせりです。
アマゾンでバスケットの取扱いはなかったですが本がありました。
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