籐材料について①

moribasket
籐(自分以外の)・柳
このカテゴリ一覧を見る

「籐」という材料について少し書いてみます。

 

私は 大阪の大和籐工業株式会社さんから材料を買っています。

ネット注文です。

大和籐工業さんは、天王寺区に実店舗「ラタンショップSEIKO(セイコー)」を持ち、籐家具・籐製品の直輸入卸小売り販売と籐材料の直輸入卸販売をされているところです。 

rattanshopseikou.web.fc2.com

優しい雰囲気の籐家具や籐の敷物、業務用のかご製品がたくさん並びます。

このような老舗の籐製品屋さんのホームページはいくつも見つかりますが、籐材料の小売りもしてくれているところはそう多くありません。

 

籐工芸の教室に少し通っていたときの先生も最近は材料の入手がしにくく、品質も前ほどよくなくなってきたとこぼされていましたね。

 

大和籐工業さんでは品質の良い材料をいつでも買うことができます。

種類としては

● 家具のフレームなどに使う皮付きの「丸籐」

● 皮だけを平たくテープ状にした「皮籐」

● 皮を剥いだ中身を均質に挽いた「丸芯」

があって私は丸芯を使っています。

丸芯にも

○ 1mmから10mmまでの太さ

○ 自然色と漂白色

があって私は2mmの自然色をもっぱら注文させていただいています。

(一般的には晒しの度合いで本晒、中晒、未晒とあるようです。

自然色というのは中晒として教室で使っていたものと近いような気がしています。)

30㎝径くらいの巻束で注文します。

こんな感じで届きます。

包みを開けるとフワッと酢酸っぽいにおいがします。

これを10分ほど水に浸けて柔らかくしてから編み始めます。

 

f:id:chibie50:20151112175632j:plain

出典:大和籐工業ホームページ

 

私もそろそろお得意様になれているでしょうか。

将来的にはいつまでも材料が手に入るのか、やや不安です。

籐は100%輸入ものなので製作する職人さんが日本にはいなくなって製作もすべて現地で、となっていったらもっと手に入りにくくなるかもしれないですね。

そのときはいよいよ山に入って蔓を採るときですかね・・・

インドネシア移住もありかも知れません。

 

籐という材料の特徴については次回に。

 

 

関連記事
SHARE
籐(自分以外の)・柳