パーム椰子の帽子。プリミティブなバスケタリーに憧れます。

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とても素敵だと思った、パーム椰子の帽子づくりの動画です。

 

 

外で作っている映像が涼し気で、見てるだけで気分がいいんですが、じっと見ていたらなんだか驚いてしまいました。なんかすごいです。

 

大きな椰子の葉を真っ二つに割っているのかな。微調整はするものの、それをそのまま使っている。材料はそれだけ。使う道具は手と、ナイフだけ。

 

真ん中の茎から細い葉っぱが均等に出ているから、それをそのまま編み芯にして斜めの網代編みみたいな感じで編んでいる。

つばの部分から本体の部分まで、継ぎ足さずに一枚の葉で一気に編む。

頭の大きさに合わせて丸くするときだけ、余った茎を細いひも状に切り取ったものを使って丁寧に縛る。

小さな切れ目を入れてほどけにくくしているあたり、簡単なつくりだけどきめ細やかです。

途中でほどよく形を整えながら作り上げる仕草が、とても手慣れています。

 

 Src_10160620出典:4travel

 

どこのものなのかは、はっきりしません。少し調べただけでもタイやフィリピン、アメリカ、ケニアなど、要するに椰子があるところではよく作られているようです。

海辺で売っていたら確実に買ってしまいますね。 サンバイザー的に頭頂部がないやつもいいですね。おじさんがかぶってるの可愛いです。

 

 完成形。

 

 

小さいころ「れんげの花冠」とか「草笛」とか、母に教えてもらった覚えがあります。父は竹とんぼとか何を作っても上手だった。

私自身はそういうのに慣れ親しんだというほどではなく、昔の人はこうだったんだという感じでとらえていたと思います。

そんなふうに自然に生えているものを使って、ササッと何かを作ることに憧れというか、胸躍る感じがあります。「秘密基地」というのを作る気持ちにも近いと思う。

その時のような気持ちを思い出す、帽子です。

 

 

フロリダのWebでも手に入ります。35ドル。ちょっと高い。頭の大きさを書く欄があってサイズを合わせて編んでくれるもよう。

 

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枯れていくと最後はこうなる。

 Palm Hat

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