ナンタケットバスケット博物館はバスケットへの愛を感じられます。

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日本でも今人気の「ナンタケットバスケット」、現地アメリカのナンタケット島には「Nantucket Lightship Basket Museum」があります。

こちらがそのホームページ。

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 Nantucket Lightship Basket Museum

 

地図を見てみました。

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アメリカ東海岸の小さくて美しい島の、静かな住宅地の一角にあるようです。

同じ島でも日本の離島とはかなり違う、アメリカらしさを感じる島の風景です。

特にこの島がセレブの訪れる避暑地という性格を持つせいかも知れません。

 

正式な名称は施設名からもわかるように、ナンタケットライトシップバスケット、なのですね。

捕鯨のための「灯台船(Lightship)」という単語が入ります。

灯台船の中で長期間、灯りを守る作業のかたわら編まれたものだからです。

寒くて孤独で過酷な作業だったということが語られています。

 

英語のホームページなのでちょっとわかりにくいですが、そのような歴史なども含め、映像で紹介されています。

きめ細かい繊細な作り方も見て取れます。

編地の詰まった編み方はほぼ共通ですが、たくさんの型があっていろいろな形があることがわかります。

 

 

それから、ナンタケットバスケットもやっぱり使い込まれたものは飴色に変わっていくのですね。

「Permanent Collection」として歴史的な作品が紹介されています。

シンプルな形がほとんどです。

蓋のないものなんかは日本のかごにも似ているような普遍的な姿をしています。

 

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他にも歴史的な名工の紹介、かごの詳細な作りの説明などもありました。

若い人たちへの教育の一環としてワークショップも開かれている。

この島の誇りとしてたくさんの人たちに愛され、現実的に維持されていく体制がきちんと作られている印象を受けます。

日本ともヨーロッパとも違ういかにもアメリカ的な雰囲気を感じられる美しいバスケットは、やっぱりアメリカらしいいい面を土壌として持っているのだと思いました。

 

「SHOP」もあります。バスケット類ももちろん売られていますけど、バスケットに関する本や写真集や、こんなかわいいかご柄のネクタイも。

 

Nantucket Lightship Basket Museum

 

www.zumibasket.com

 

 

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