塗装について。②水性ペンキ

moribasket
製作・商い 2015
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いったいどんな仕上がりを目指しているのかさえよくわからぬまま始めた塗装ですが・・ 

籐は水につけて柔らかくして編むだけあって水を吸い込みやすいんです。塗料も吸い込む。樹皮を取り去ってある均質な材だから均質に吸い込む。

油性オイルステインの原液は塗りにくく、仕上がりは乾いた質感になった。「油性」で「オイル」なのにオイル感のない枯れた感じに。これは目指すところじゃない。枯れた感じはまだいらない。

そこで、もっとポップな方向、黒やグレーのモノトーンや緑や青のきれいな色。もしくは元の木の色を活かした薄い色でツヤのある仕上がり。という二つの方向がおぼろげに見えてきた。

なのでまず、普通のペンキ(水性)、「ねずみ色」、ビバホームで買う。モルタルみたいな、土木工事な色。

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見事にべた塗り、実は伸びの悪さ、塗りにくさに完全に心が折れ、これもないとか言って2週間ほど放っておいたもの。大きなバットにたくさんの塗料を入れて浸すような形でやるしかないかなと考えていた。

しかし今日、あれ?水性だから水で溶いていいんじゃないと2倍に希釈して塗り残しを埋めるようにやってみたものがこちら。完成はしてないけどこれなら中も塗れなくはない。

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ペンキは表面に塗膜を作る性質がありますが、ふつうに金属や木の家具に塗るときに比べたらやはりかなり染み込んでいる印象。マットな表面になりました。

何度塗りかしていけば塗膜が厚くなり、ツヤも増していくと思われる。さらにニスを塗る仕上も考えられる。

とは言えこの四角いバッグには合わないな。でもこの方向の検討はさらに続きます。それから塗装前に表面の毛羽だちを抑えた方が美しかろうということも。

 

 

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