赤ずきんちゃんのかご
赤ずきんちゃんが描かれたこちらのポスターは、ウォルター・クレインという19世紀後半から20世紀はじめにかけて活躍したイギリスの芸術家による挿絵をもとにしたものです。アーツ&クラフツに関わった方だそうです。
昔話というか童話というか、こういった伝承されてきたお話しの場合、いろいろなバージョンがあったりするものらしいので、挿絵も他にいろいろあるのかと少し調べてみたところ神戸女子大学図書館のホームページに至りました。
面白かったです。
情報が幅広くて深いし、女子大らしい雰囲気が素敵でゆっくり見てしまいました。
インターネットのなかった時代の「本」というメディアの広がりや深さはネット検索で把握できるわけもないので、このように取り上げていただけると本当に助かります。
このお話自体は2〜3世紀の昔からヨーロッパ各地で語り継がれていたようです。
お話が本になって出版されるようになると挿絵が入り、イメージが固まっていくと。
なるほど。
なので昔の挿絵は意外とタイプがいろいろです。
「赤ずきん絵 チェックリスト」というのがあって。
ずきんがフード付きか無しか、もしくはボンネットか帽子か、とか、おおかみが二足歩行か四足歩行かとか、森が、鬱蒼としたドイツの森か、閑散としたイギリスの林か、はたまた森には入らないか、とか・・・
しかしかごバッグの項目はありませんでした。
時代と国の違う9種類の赤ずきんちゃんの挿絵が挙げられていますが一番古いベルリンの絵本の挿絵だけ白い布の袋みたいなものをもっていて、それ以降はどれもかごバッグです。ほぼ丸型、やや浅め一本手のかごです。
ウォルター・クレインの絵は例外的に四角の蓋付。
足もついているようなんですが…
出典:Wikipedia
出典:menui
こんなのかな。
私もかごバッグは食べ物を運ぶために使うことが多いです。
たしか赤ずきんちゃんはお菓子と葡萄酒をおばあさんに届けたかったんですよね。
この形は今はピクニックバスケットとも呼ばれます。
でも蓋を開けたら意外なものが入っているのもいいですよね。
何だろう。
電子機器とか武器とか。
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