竹の豆腐かごが生き延びています。
出典:ZUTTO
竹の豆腐かごというものは、竹かごの一ジャンルとしてあるようで、今でもいくつものお店で手に入ります。
豆腐を入れた時に水が切れるような大きな編み目です。
町の通りに売りに来る豆腐屋さんから豆腐を買っていた時代のもの。近いようで遠い話です。私も経験ない。
豆腐から滴る水を落しながら帰るというということと、薄いレジ袋の便利さという違いから、町の成り立ちや暮らしの感覚が大きく変わったことを改めて感じます。
豆腐を入れる用途ではおそらくあまり使われなくてもこのかごが生き残っているのは、デザインが今見ても素敵で取り入れやすいからでしょうね。
角丸のすっきりした四角形で、控えめに金具で留められています。ピクニックバスケットとか裁縫箱とかトランクとかにも見えます。
上の形の豆腐かごは鹿児島や大分などのものがあるようです。ほかに豆腐かごといえばこのような六角形のものが見つかりました。
出典:みんげい おくむら
こちらは長野県のもの。持ち手が水平になっているところが面白いですね。台があって手があって持ち手と底の六角編みが華やか。
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