なかなか出来なかったので記念にファーストバッグと名付けました。

moribasket
製作・商い 2015
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「かご」の自然な形は円形。

かごの編み方としては、縦芯を整えたら編み芯でらせん状に上へ上へ編んでいくものだから、四角く編むとねじれが出やすい。

 

四角いかごは、生活用品としての使いやすさから生まれたものだろう。現代的なかごとも言える。

 

かごバッグにも丸系と四角系とある。

丸系はいかにもかごらしくて可愛らしく遊びに行く感じとかラフなオフの日の感じがある。

四角であればいつものバッグの延長で持ちやすい感じがあるだろう。

 

少し丸っこくなった四角いかご、という理想を掲げてちょっとやってみる。楕円の底に内返しの立ち上がり。もうそれで精一杯でその先が目標の半分も編めない。収拾がつかなくて終了。

 

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苦手の畳編み底。立ち上がり。段ボールでつくってみた型。いやいや全然型の意味もないくらい全く形にならない。いやになって写真もあまり撮っていないけれど編んではほどく。編んではほどく。 

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ああもう全然できないと。やっぱりまだまだできることが全然少ないのだと。やれるなかで何を作れるのかと。今年のここまでの結論としては 

・ここでもやっぱり2.5〜3mmの丸芯よりも扱いやすい2mm。

・しっかりした型を使ったただの四角。(プラスチックの書類ケース2個。)

・シンプル(ますは素編み。)だけど縦横比やハンドルのつけ方でバランスのいい形。 

と絞ってやっと行きついたのがファーストバッグ。

下手ですがなんとかこの形までいきついて、少しこころが落ち着く。ここから少し修正と洗練していけばいいと。

 

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B5の書類ケース2個重ねなので外形は高さ22㎝横幅29㎝マチ9㎝。 

持ってみる。なんだかバッグの大きさに対して2mmの素編みの編地が薄く頼りない。色が白々としているから余計にか。

それでもなんとなく縦横のバランスはよく、キッチリした形を自然素材でつくったという愛すべき感じが出ていると思った。

実際に町に出てみる。なかなか悪くない。悪くないけど使い勝手が全然だめ。マチ9㎝では薄すぎて物が取り出しづらい。

課題がいっぱい。でも解決策は見えてきた。試行錯誤がもう少し続き、四角いかごバッグ 1〜3へと繋がった。

 

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