丸い器5できました。
バスケタルという名前で、籐のかごを編んで売っています。





試行錯誤して「4」まできた「丸い器」ですが、その流れがふと寄り道し、「時計」になっていた、というのがこれまでのあらすじ(?)です。↓
それがまた本流に戻り、めでたく「丸い器5」となりました。

この、「丸い器1」を作りながらだんだんと整えていった仕様(米字組→一本回し→足し芯して素編み→小出し編み2段→縦芯の外返し&内返し→小出し編み2段→矢羽→縁編み(これは場合によっていろいろ))
がベースにありまして、そこから・・・
大きさが変わったり(丸い器1大・小)

蓋になったり(丸い器2)

平面的になったり(丸い器3)

それを簡略化したり(丸い器4)
時計になったり(バスケタル時計)
・・・してきました。
そして今回は、丸い器1をそのまま裏返したような形の蓋です。
ドーム型のように全体に丸くなっているのではなく、「外返し&内返し」のところで角度がついていることが丸い器1よりわかりやすいと思います。
ここポイントです。(自分なりに。)
ところで、「箱」なので、本体と蓋との合わせ方というのがひとつ考えどころです。
「かぶせ式」というのが楽だとは思うのですが、蓋の厚みが嵩張りそうなのでやはり蓋と本体が「面一(つらいち)」になるようにしたいと思うのですね。
ということで、これまでの箱は↓「薬籠式」で作っていたんです。(四角の箱も。)

でっぱりが蓋の方に付いているのが「薬籠式」なのだそう。
そのようにしたのは、本体だけで見た時にもすっきりしていた方がいいかなという思いからです。
でもその反面、でっぱりが入るスペースにものが入っていると当たってしまうということにもなります。
なので今回は「印籠式」としてみました。
本体の方がでっぱりを持つ方式です。
(箱のかたちについてはこちらに↓)

印籠式。
でもできるだけでっぱりを小さくね・・・と思って編んでいたのですが、途中でふと思いつき、このでっぱり部分を「透かし編み」で作ってみました。
一段だけの透かしなのでピコレースみたいになるのではと。
結果、見た目にも可愛いし、でっぱりとしても邪魔な感じが抑えられて、なかなかいい感じにできたのではないかと思います。
中身を端まで詰め込んでも少々盛り上げても大丈夫ですし。
そして本体だけで使うにもこれならいいんじゃないかなと思うんですが。どうでしょう。
本体の編み方は細かい4本縄編み。表表裏裏と編んでいくので表も裏も同様に厚みが出て、裏が表に比べてショボいということのない仕上がりです。
◆ ◆ ◆
こんな感じで私のかご編み生活は続いていきます。
ここまでの過程で生まれてきたかごも全て今でも作っています。
よろしかったらぜひこちらから。
よろしくお願いします。
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