ここへきて改めて「四角い手提げB」
2月も終わりです。


明日から3月、春の始まりです。
今年は例年のように浮かれてもいられない空気で、私の作るものなど特にかごバッグなどほとんど見向きもされなくなるかもしれないという怖さもあるにはあります。
どう過ごしていけばいいのか考えながら、春を待ちたいと思います。
お出かけ制限もある中、大変な方は本当に大変な中ですが、たまに春を待つ気持ちでかごなど見ていただけたらうれしいです。
◆ ◆ ◆
ところで先日、iichi特集「物語のある服や小物」にバスケタルのかごを選んでいただきました。
作り手のストーリー。使い手の物語を紡ぐもの。
「四角い手提げB よろけ編み」です。
出ますよ、というお知らせが来たとき、私はちょうどこの手提げについて考えていました。
結構前に出したものを今選んでもらったこともうれしいですし、なんとかしたいと考えていた矢先だったので心が通じたのかしらと思ってしまいました。
この手提げは2年前の今頃初めて出品したもので、バスケタルのかごの中でかなり売れてない部類に入ります。
最初に出した「四角い手提げA」を少し細く厚くアレンジして作ってあります。
なんとなくあんまり「かご持ってます。」って感じを全面に出したくない自分用に作ったみたいなものです。
かご作っているくせにこんなことを思うのは変ですが、この感じが伝わる人には伝えたいという思いがあります。
でもそんなことではだめだ、伝えるためにやっぱりアピールしなければ。
と思って撮っていたのがこちらの写真です。

可愛いし使い勝手もいいんです。
よくあるこういった小さめの紙袋みたいなプロポーションです。(W22H25.5D15)
お弁当箱とかも運びやすい。
◆ ◆ ◆
いろいろな形の手提げを作って、少しずつ変えたり出したりひっこめたりしている中でも残るものがいくつかあって、この手提げもそうです。
四角い箱に持ち手がついているだけの単純なデザインは、いろんなバランスをとって落ち着くととても強いと感じます。いい悪いはひとまず置いても。
これより少しだけ凝ったデザインを作ってみた時に、これと並べてみるとよくわかります。
見劣りするようだったらそれは単にちょっといじくってみただけの未完成品で、並んでも負けない強さを持たせる道があると思えるならやり直すし、思えないならボツ、とかですね。
すごくすぐれたデザインというよりは、デザインですらないような、当然自分のデザインであるわけなどないような形なんですけども。
余談でした。
↓2年経つとこんな感じです。

あと使わないとき部屋の隅に置いておく時に出っ張りません。
もしご興味がおありでしたらこちらへ。
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