今年の模様「2021」。
5月です。




そろそろかごバッグの季節です。
今年のバスケタルの顔ぶれが出揃いつつあります。
今年・2021年の名をつけた編み方でまずできた「籐のトート・細型(2021)」がこちらです。

もとは↓この模様「2017」で2019年に(わかりづらいね)に出していた細型のトート。
これもいいんですが。

前回やりたかったことを今回、よりくっきりとできたような気がします。
4本1本1本、4本1本1本、という繰り返しで素編みを編んでいます。
縦芯の本数は奇数。
ebayか何かで見かけたちょっと昔のバッグの編み方を参考にしました。
そのバッグでは幅広のテープ状の材料で編まれていた部分を4本取りに。
ポコポコした凹凸がくっきりと出て、でも1本取りの2段が挟まることで4本4本だけの素編みの単純さとは違う引き締まった感じも出ました。
上部になぜ1本取りの素編みの部分が入っているのか。
これもきっと今までいろいろ見てきたものが自分のフィルターを通して出て来てしまっているのですね。
お客様からのご提案で「縦型」も生まれました。
いずれは、とうっすら考えていたところでもありました。
ただし「細型」の模様のバランスをそのまま踏襲したこちら↓はなんだか納得がいかず、作ってほどいてを何度かやっています。
(胴がくびれがちになるのも気になり。)

持ち手の付き方とも関係があるのだと思います。
これだとこの位置での上下の分け方に、感覚的な必然性が無くなるというか。
単純なスライドで細型から縦型へ移行できると思っていたデザインはいつものようにちょっとした迷路に入り、でもよりよいと思えるバランスを見つけたところで着地しました。

並べると、セーターっぽいですね。
カノコ編みの。
本日アラン模様の木綿のセーターを着て出かける人に貸し出しましたところ、超似合っていました。
自画自賛ばかりしてどうするのだとは思いますが、うれしくてね。
「横型」にも応用できるか。
その検討は少し先になると思います。
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