2021年、「2020」を作り直す。①薄型トート
前回、今年の年号「2021」の名前をつけた編み方の手提げをご紹介しました。
去年は去年で「2020」というのを作っていました。
これについてもご紹介したいと思います。
作戦タイムです。

本日、2021年5月24日は2か月後にせまったTokyo2020オリンピックについて、やるらしいけど本当なのこんな時にとザワザワがおさまらないそんな日です。
のちに振り返ったときに必ずその辺のモヤモヤをまとって思い出される年号、それが「2020」、「2021」、だと思われます。
関係ない前置き。
いや関係あるとしたら、私バスケタルの「2020」の手提げも昨年ショップに並べたあとにわりとすぐ引っ込めて発売を「延期」していた点だけ同じです。
こちらはこのたび少し変更して再び並べることができました。
最初に出したときの昨年の写真がこれですね。↓
「四角い手提げA」として作りました。
「四角A」はそんなに大きくなくて、ちょっとだけ横長の本体で、4隅から大きめの持ち手が立ち上がっている形の手提げです。
この形の中で、こんな、正面の四角形を額縁みたいに縁取る模様を前から作りたかったんです。
手提げは大体、底を作ってから側面を立ち上げて作っていくものなので、地層みたいに下から水平に積み上がる模様になるのが自然であり、こういう、正面・側面・裏面みたいに分けてある模様は不自然と言えば不自然です。
でもやってみたい。
なんとなくそれ風にはできていました。
でも続かず・・
去年作ってご好評いただいたのに1点もご注文を受けぬままこっそり取り下げた「四角い手提げ2020」。(写真が良く撮れ過ぎでそれが迷いの種になった。)
— バスケタル (@moribasket) March 17, 2021
結構厚みのある本体を「前後面透かし、側面素編み」で作るのに行き詰った。(形が不安定になるのと、見た目にもなんとなく頼りなさげ。) pic.twitter.com/fLhUh6DZ6B
自信を持ってお届けしないとですから。
温めていた時期。
今年になってから、少し大きくして、持ち手を中に寄せて、トートバッグ的になり始めています。
(バスケタルでトートバッグとはこのようなスタイル。)
泣きごとも言ったりしてます。
(過去の自分の方がかしこいやんか。フォトジェニックに頼って、無謀だったやんか。)
— バスケタル (@moribasket) March 17, 2021
迷って全然違う方向に行きかけてた頃。

こういう斜めになった形もいずれ作りたいけど、今この模様で作るべきはやっぱり四角だという結論しか出ず。
この時はまだ大きくするとともにしっかりさせるためのことも考えており、裏面は透かし編みでなく目の詰まった素編み。
「四角い手提げ2020」、「東京2020」くらい先行き不確か。
— バスケタル (@moribasket) March 17, 2021
いろいろやるんですね、苦し紛れに。
でもいろいろやると(いろいろやっては休んでその辺にほったらかして時々眺めたりすると)ちょっとずつ何か見えてきます。
ここでは、大きくて薄くて持ち手がコンパクトな形なら頼りなさも気にならなさそう、というより逆にその方が良さそう、というのが見えてきました。
最終形は、マチを薄くした(13㎝→10㎝)平たい形(30㎝角はバスケタルとしては初めての大きさです。)、裏も透かし編み、というものに。
できたんじゃないかな・・・いいんじゃないかな・・。
— バスケタル (@moribasket) March 25, 2021
昨日夜中に出来上がって鏡の前に持って立って来た来た来たこれよこれと。スカーフとまでいかないけどハンカチを広げたみたいに前面を大きくしました。でも大きすぎない30㎝角。微調整したら出品します。 pic.twitter.com/ubTKld0mS2
できてうれしげなツイートです。
新しいデザインが出来上がるのはいつもとても楽しいことですけど。
出来たな!というのはあくまでも個人の感覚です。
おそらく誰もが鏡の前で、この服合わないなとか合うなとか思ったりするのと同じと考えています。
出品しました。
- 関連記事
-
-
「~の入るかご」 2021/07/19
-
「定形郵便の入るかご」ができました。 2021/06/15
-
2021年、「2020」を作り直す。②四角い手提げA 2021/05/28
-
2021年、「2020」を作り直す。①薄型トート 2021/05/24
-
今年の模様「2021」。 2021/05/03
-
ミモザの季節らしい。 2021/02/21
-
「持ち手カバー」。 2021/02/19
-