2021年、「2020」を作り直す。②四角い手提げA
(続きです。)
左は、大きくして軽やかにして、前とはちょっと違うものになった「四角いトート・やや薄型30㎝角(2020)」。
右は、大きさを変えずに作りなおした「四角い手提げA(2020)」です。
↓こちら去年出したもの。
表も裏も同じ模様なので向こうが透けて見えます。
↓こちら今年のもの。
やや横長に見えるのは模様の入れ方の違いによるもの。
裏が目の詰まった素編みなのでこのようになります。
この形「四角い手提げA」はトートバッグではなくてハンドバッグなのですね。
トート的にするために捨てた「しっかりさせる」という方向をこちらで採用したらいいのだな、と気付いた感じです。
かごは、ほっとくと丸くなりたがります。
四角いかご、というのは丸を四角にするためにちょっと頑張っているところがあって、4面全部で四角になるためのことをしているのですが、透かし編みの面が混じっていたりするとそれが難しくなる。(全部透かしだとそれはそれでわりとうまくいく。)
ホールドが弱いとでもいいますか、編む方向に捩れていきやすくなります。
なので、密な面を増やして捩れによる不安定さを抑えてみました。
これはこれで、去年考えていたデザインの雰囲気がまたちょっと違う形で残ったとでもいいましょうか。ギュッとしています。
厚みがもともとそこそこあって、薄型のトートと比べるとコロンとした可愛さ。
四角い模様は、去年のものは半分編み込み(本体を編むときに同時に編む)、半分は後差しでしたが、きれいで楽に作るために全部後差しにしました。
いわゆる刺繍ですね。
ところでこのデザイン、かの有名な「紀伊国屋バッグ」に似ています。
これですよ。
真似したわけじゃないんですけど、作っている途中からちょっと意識していました。「In Red」は5月号、5月号増刊、5月特別号でそれぞれ違うタイプの「紀伊国屋バッグ」祭り。https://t.co/QWkzlDVisT pic.twitter.com/VvfEgntqRc
— バスケタル (@moribasket) April 10, 2021
ぼんやりとしか知らなかったんですが、今かなりの存在になっているのだとわかりました。
おそらくは普通のエコバッグとして始まったバッグ。店名を並べただけであってもデザインでこれだけ素敵になるという見本。
— バスケタル (@moribasket) April 10, 2021
今ではこんなにあるらしい。https://t.co/527fXc0cxL
店名「KINOKUNIYA」を並べただけなのに粋なデザイン。
うちのも「バスケタル」「バスケタル」・・・と書き連ねられたらいいんですけどね。
- 関連記事
-
-
「~の入るかご」 2021/07/19
-
「~の入るかご」 2021/07/19
-
「定形郵便の入るかご」ができました。 2021/06/15
-
2021年、「2020」を作り直す。②四角い手提げA 2021/05/28
-
2021年、「2020」を作り直す。①薄型トート 2021/05/24
-
今年の模様「2021」。 2021/05/03
-
ミモザの季節らしい。 2021/02/21
-