「大きめの四角いバスケット」できました。
大きめの置きかごのオーダーをよくいただくようになりました。
(関連記事)矢羽三昧のトートができた。
できたもの。
だいたい想像していた仕上がり。
四角い形を作る、ということにおいてこだし編みとはまた違う難しさもありました。
この時に矢羽の模様部分とは別に縁編み部分も今までより丈夫になるような仕様にしました。
・折り返しの時に巻き込む芯を1本から2本に
・折り返し後に入れる2本縄編みを1段から2段に
です。
籐の丸芯の材料はとてもしなやかで柔らかく、私が使っている2mmのものは特にそうなのでいろいろやってみてもガチガチになることはなく動かせばユラユラと形は変わりますが、置いて使うには充分なものになったと思います。
そしてその後に(なんというタイミングの良さか)今度はこだし編みで同じくらいのかごのオーダーをいただきました。
この時すでに、矢羽でやったことプラスまだできることあるなと考えていたので、「やったことないけどやってみたい」パターンの、ちゃんとできたら出品しますという形でオーダーをお受けしました。
ここで加えたさらなる工夫は(いつものこだし編みとの差異で)
・上端下端の3本縄編みを2段から3段に
・上端下端の3本縄編みと2本縄編みの間で縦芯を「よろけさせる」。
(「よろけさせる」、はもちろん一般的な使い方ではなくてバスケタル語です。「よろけ編み」ができていく過程と同じように、2本取りの縦芯を左右に分け、隣の縦芯と新たなペアを組ませて進むことを指しています。
立ち上がりや縁編みで縦芯をぐるっとひっくり返しているバスケタルのかごでは、どうしても胴体で縦芯が斜めに倒れてしまいやすく、それを防ぐために縦芯を「よろけさせる」のが有効と気付いてからは上端下端だけでなく底編みでも施しています。それが模様の見た目だけでなくて編み目が安定して丈夫になることにもつながるようなのですね。こだし編みにも有効でした。)
参考:よろけ編み。
出来上がったのはこちら。
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