新「山の手提げ」
今年最後の投稿は手提げの披露です。

「山の手提げ」。
何度となく出品したり引っ込めたりちょっと変えてまた出したりを繰り返してきたものです。
この度また、今度こそはという感じで出しました。
この頃のバスケタルは、手提げのシルエットをかなりシンプルなものにしてきています。
今は「四角い手提げ」と「籐のトート」2つのシリーズがメインです。
正面から見た形が四角、水平線と垂直線で出来たシンプル形を、サイズ・縦横比・模様で展開しています。

短い歴史を紐解けば、お店を開くためにまず作ったのが「四角い手提げ(上の写真の右端)」でその後いくつか正面の形が四角でない手提げを作ってきました。
↓2年前、2019年12月の集合写真。今より形のバリエーションには富んでいました。
代表的なのがこのあたり↓です。
でもこの非・四角のタイプが軒並みここへきてお休み中となっています。
いろいろ積み重ねてきたことの帰結でもあります。
ちょっと変わった作り方で作っている自分の手提げには、どうも形が合っていない。
もう少し詳しく言えば自分の手提げは「四角い底を作ってから角をはっきり出す方式の立ち上がりを経て型を使って胴体を編む」というやり方で作っていながら、「丸底で自然な丸い立ち上がりを経て型を使わずに編む」ような一般的なかごになろうとしている(していた)ということです。
でもそれが間違っているということではなく、私の作り方の手提げとしてまだ消化できてないのだと今思います。
で、山の手提げについてはその消化ができてきたんだと。
もともと四角い手提げに近い形ですし。
他の手提げも答えが見つかるのかわかりませんけども、少し遠ざかっていても頭の中のどこかにあって時々ふと作ってみたりして回り道しながら変化しながら完成するのならするのだろうと思います。
山の手提げも久々にちょっと変なバランスで作ってみようかなと思い立ってこれを作ったところから復活しました。
細長すぎるのはわかっていたけど、とにかく作りたくてやるだけやってみようという感じ。
マチも薄め。
完成させてみたもののやっぱり使いにくそうだし内部の仕上げとかもしにくくて現実的ではない。
でもこの形、これを作ったことで形の意味が頭の中で整理されたように思います。
これを普通にし過ぎないように現実的にしたのがこちら(左)です。
右↑は前からあった正方形に近いタイプを少し縦長にしました。
今年トートでデビューした模様「2021」がとても合いました!
なので、山の手提げが加わったこの大晦日のラインナップ(手提げのみ)、このようになりました。
いやいや今年もよく作り、ぼちぼち売れ、また楽しいだけで突き進んでしまいました。
見守っていただいた方々、ありがとうございました。
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