目指すはある意味ミッフィーのバスケット。
今まで、いくつかのキャラクターについての「かご」にまつわる記事を書いてきました。
ピーターラビットとかバービーとか赤ずきんちゃんとか。
でも自分が小さいころからとても親しんできたミッフィー、まだでした。というより、うさこちゃん。(昔はたしか正式にうさこちゃんとして翻訳されていたと思います。)
母が作ってくれた水色の幼稚園バッグの、フエルトのアップリケがうさこちゃんでした。
この口元がバツみたいになっているのがちょっと不思議で、刺繍してあるのをじっと見ていた気がします。
バスケットを持っていた印象のあまりないミッフィーですが、こちらは「Miffy's Garden」という本の中の一枚。
見たことなかったな。
菜園の仕事を教わるミッフィーはいつものワンピースじゃなくてサロペットみたいな作業着(たぶん)を着ています。
このお話は、子供向けのiPhoneアプリにもなっているのだそう。
相変わらずのシンプルな線と単純で明るい色。
バスケットは一本手の丸型ですが、これ以上ないほどの単純な描写ですね。
いかにもミッフィーの。
大人になるまでにたくさんのマンガやアニメを見たけれど、自分の根っこにはこの単純明快な絵があるんだろうなと思います。
何年か前に誕生60周年記念のミッフィー展を見る機会があったのですが、会場でディック・ブルーナさんがミッフィーを描く様子の映像が流されていました。
ゆっくりゆっくり慎重に、なんと筆による手書きです。(若干の下書きはあるものの。)
スタートは私の生まれる前だから時代を考えるとパソコンでないのは当たり前なんですが、曲線を書くための定規すら使わずに描かれた線。
細かいでこぼこ、ギザギザがあるけれどそれが手書きと思えない揃い方をして、きれいな図形を構成しています。
なんでも自分の作業に引き付けて語ってしまって恐縮ですが、こういう感じはやっぱり自分のやることに影響を与えているな、と思えてなりません。
編みかごというでこぼこギザギザのある線と面で、できるだけ単純明快な図形を作りたいという。
その形を伝えるために撮っている写真も、いつもミッフィーのように真正面を向いている。
まわりのお友達みたいに子供らしく遊んだり話したりできず、なんにつけ大人しくしていた頃からずっと受けていた影響なんじゃないかと、思います。
ミッフィー展
ミッフィー展は素晴らしかったです。
原画やスケッチ。
そして「ミッフィー・アートパレード」として自由なペイントや装飾を施された180センチの真っ白なミッフィーたち。
のちに生まれ故郷のオランダと日本で製作された60体のアートミッフィーは、チャリティーオークションで販売されました。
「ミッフィー・アートパレード」チャリティ・オークション開催|トピックス|dickbruna.jp 日本のミッフィー情報サイト
「ミッフィー・アートパレード」チャリティ・オークション開催|トピックス|dickbruna.jp 日本のミッフィー情報サイト
オランダ生まれの「ミッフィー」(うさこちゃん)誕生60周年を記念し、15組の著名な日本人クリエイターが180センチのミッフィーにペイントや装飾を施した作品を販売するチャリティ・オークショ…
うさこちゃん、いやミッフィー、ですが本名はオランダ名のナインチェ・プラウスというそうです。
「正直で純真で勇気があり、いつも新しいことに興味津々な」、女の子。(公式サイトより。)
きれいなオレンジ色はオランダのスピードスケート選手にも似ていますね。
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