バスケタルのかごについて。(主に材料について。)

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製作・商い 2020
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材料について書きます。

バスケタルのかごは、籐の「丸芯」という材料を使っています。

籐はインドネシア原産の蔓性の植物です。

蔓の加工の仕方によって「丸芯」「丸藤」「皮籐」「挽籐」などの種類があって、「丸芯」は、皮を完全に取り去って全体的に同じ太さにしてあるものです。

なので皮付きのものに比べるとワイルドさや不揃い感が少なく均質で、白くて柔らかい手触りです。

編み上げるとしっかりした形になりますが、ガチッとした感じではなくて、しなやかな弾力のある仕上がりです。

(市販品や店舗用品の「丸芯」のかごはニス塗装されていたりワイヤーが入っているものが多く、それらはだいたいガチっとしていて柔らかい感じではないです。)

断面の直径は1mmから10mmくらいまであって、私は2mmのやや細めの材を使っています。

いちばんよく使われている2.5mm~3mmのものに比べると、小回りがきいて形や模様を作りやすいと感じます。その分やや頼りなくなりがちではありますが、それを細部の仕様で補えるよう工夫をしています。

◆ ◆ ◆

籐は、水に浸けて充分に湿らせてから編み、形を整えて乾かします。

水とはさみ(と目打ち、できれば。)があれば、植物の蔓を、面にして立体にして、かごにして、手提げや容器に変身させることができます。

ワイヤーや太めの籐を骨組みにしたり、細い材料で結束したりする場合もありますが、基本的にはそういうものは無しで「編み組み」だけで糊なども使わずに形を作れます。

材料そのものが「構造体」になり、そのまま「意匠」になるわけです。自分はそこを面白いと思っています。なので、それを現す仕上がりのものを中心にしたいと考えています。

ただし、作りたてのかごが白くて汚れやすいため、汗をかく夏でお持ちいただけるように持ち手のカバーはお付けしています。(いずれ記事にします。)

かご本体にプラスして部分的に皮革を用いたり布で内袋を付けたりした、使い勝手よくデザインも素敵なかごバッグも世の中にたくさんあります。お裁縫がちょっと、ということもあってなかなかその境地には手が届かないのですが、異素材の組み合わせの面白さというのも興味があるところです。

◆ ◆ ◆

材料についてもう少し詳しく、次の記事に続きます。

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