大きめの「四角いトート」できました。
大きめの四角いトート(よろけ編み)を作りました。

正面から見た形は四角で、持ち手と本体のアウトラインはつながらず独立しています。
それでもまだ緩和策が講じられています。
ここまで本当の意味で「四角い」手提げは初めてです。
外形サイズ:幅 約30~31㎝
高さ 約33~34㎝(持ち手含まず)
高さ 約33~34㎝(持ち手含まず)
マチ(底部) 約11.5~12㎝(底部内寸10.5~11㎝)
A4ファイルが余裕をもって入る大きさです。
マチは若干薄め。お弁当などを入れるというよりは書類とか雑誌とかを持ち運ぶのに適しています。
ノートパソコンなんかもカバーした状態であれば運べるのではないかと思います。
模様はよろけ編みです。
7年前、初めて出品したのもよろけ編みの四角い手提げでした。
縁編みはこの頃大きな置きかごで使い始めたチェーンステッチみたいな編み方を手提げで初めて使いました。四角くて「箱!」という感じになってしまうデザインを少し可愛くしてくれました。
この「箱!」感をわりといつも気にします。
最近私は「四角」をまあまあきれいに作れるようになっています。
前から型を使って編んでいますが型を使っただけでは四角をきれいに作れるわけではなくて、長いことずいぶん下手でした。
普通に編んでいるとかごというものは丸くなろうとします。
角(かど)は丸くなろうとするし胴体は螺旋状によじれようとします。自然に。
でも毎日毎日四角くしようとして編んでいると自然に抗う工夫が見つかったりすることもたまにあるのでそれを少しずつ覚えて、それらを年数分積み重ねて、その力に対抗します。
そうこうして今私は四角をまあまあきれいに作れるようになりました。
ところで私は常々、置きかごはいいけど手提げはあまり四角過ぎるととよくないんじゃないかと感じていて(無意識に。)それを緩和するようなデザインをしてきました。
かごバッグを持っているんではなくて「箱」を手に提げているという感じの違和感、唐突感がいやで、四角を使っているんだけど全体がひとまとまりになって持つ人の手から繋がっているような感じにしたいという思いです。(無意識&勘で。)
一番最初の一番四角いこの手提げから持ち手を角に立ててアウトラインを繋げて四角さを緩和しています。

その後四角をベースにアウトラインに変化を付けた手提げをいくつか作りました。
今出品しているのはこれだけ。(他にも六角の手提げ、舟の手提げなどがありました。)
4年目くらいはこの形が加わりました。
でも底面はオーバルに近い八角形。
やはりそれで四角さを緩和しています。
とは言えこのあたりからは自分は四角を避けていくのではない方向に行こうとしていたみたいです。
次は底面も完全に四角の「四角いトート」を作りましたので。
「マチの薄さ」と「透け感」です。
進化形もできました。
少しマチを厚くして透け感を弱めています。緩和策の緩和。
過去記事を見るとそれも結構逡巡しつつ。
以上、言葉にしてみるとわかりやすい変化です。
そして今回はほぼ緩和策なしの四角四面の「箱」っぽい手提げです。
(フワフワした「よろけ編み」という編み方も、新しい可愛い縁編みも四角さを緩和はしてると言えばしてますが。)
作りながらいやあこれは四角いよとか大きいよとか何度言ったかわかりません。
でもまあこれは完成させよう、こういうのが好きな人もいるよ、きっと、というのも付け加えながらです。
これはこれで、どうですか。
冒頭の方で書いたように四角をきれいに作れるようになってきて、それならその四角さがより気になってしまいそうなものですが、そうでもなかったです。
ここまでは行っても大丈夫だったよ、という場所が少し広がりました。
なんだろう、いわゆる普通のかごバッグではないものを作ろうと思ってやっているのだけど、自分も常識の中で生きてる人なのでそこに抵抗もあるということでしょうか。
同じようなことを何度も書いた気がしますが、わずかずつでも進んでいるかどうか。
この後自分の作る手提げはどうなっていきますかね。
私の予想では・・・
四角から離れようとした時期に作っていたものの見直しではないかなと思います。
スパイラルですね。
頭の中には今お休み中でリクエストの多いあの手提げが常にある。
少しお待ちください。
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