バスケタル・縞々組
よろけ、透かしときて最後は縞々組。
実は前二組に選ばれなかったもの達なんですが、こうして並べるとちゃんと共通項がありました。
縞々です。
左から、太縞、素編み、混合縞、細縞。
(「素編み」まで入れてしまいました。最も細かい縞ではありますので。)
世にあるかご編みの柄を見渡してみますと、
一番基本の素編み、ねじって編む縄編み、横材の感覚をあけて編む透かし編み、この三種類とそれらの応用、そしてそれらの組み合わせでかごの大部分を網羅してしまうのではないかなと思います。
無限のバリエーション。
その採用具合でいろんな顔を持ち、いろんな魅力を醸し出します。
私が作る縞々も、かご編みの長い歴史の中でどこかで誰かがすでに作っている柄だろうとは思いますが、自分にとってこれが絶妙と思える縞にして、名前を付けてしまっています。
2本取り素編み+3本縄編み3段の太縞、
1本取り・2本取り・4本取りを規則的に配した混合縞、
1本取り素編み+3本縄編み1段の細縞。
本体の形との相性も重要で、入れ替えるとパッとしなくなったりします。
微妙な差だけど、これにはやっぱりこれなのよ、という。
でも全体的には洋服のボーダー、和服の縞と同じで、どちらかというとカジュアル、スッキリサッパリ。
曲線的なよろけや繊細で可愛らしい透かしとはちょっと違う趣です。
どの柄もそれぞれに魅力がある。
そのキャラクターをより活かしていきたいものだと考えています。
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