バスケタル・透かし組
少し前にインスタグラムに投稿した写真です。
「山の手提げ」(右端) だけは今お休み中ですが、そのほかはiichiに出させていただいています。
透かし編みを含むいろいろな編み方を組み合わせて魅力を出していこうとし始めたのはかご編みを始めてまだまだ何をどうしていくか全然思い描けない時期。
当時作れたのは鍋敷きくらいにしかならない円形のプレートだけで、でもそれをひたすら作っている中でかご編みの魅力をどう引き出していくのかということを考えるとば口に立っていたのだと思います。
透かし編みという、かごでしかできない魅力に魅せられ、これを活かしていこうとして配置や組み合わせの試行錯誤を重ね、それがだんだんと「丸い器」(真ん中) のようなものになっていきました。
発売後、最近になってもまた少し仕様を変え、少しずつやりたいことに近づいてきた気がしています。
その過程でできた仕様を手提げに盛り込んだりして最近できたのが左側の2種の手提げ。
こうして並べると共通の雰囲気があることをわかっていただけると思います。
「こだし編み」はあけび細工で多用される透かし編みで、籐で同じようにこの編み方だけで全体を作るにはあけびのような材のワイルドさ、力強さが足りない。
2mmの細い籐なので、透かしすぎると頼りなくなってしまうし、透かさない部分との組合わせ方も意外とうまくいかないし、なかなか難しいのだけれど。
この太さならではの繊細さと、籐本来の丈夫さをあわせ持つものにできたらいいなと思う。
何といっても可愛くて、軽やか。
試行錯誤は続きます。
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