「丸い器 3」ができました。

moribasket

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平成最後の日になってしまいましたが。

この四月、いくつか新しいかごを発売しておりますのでご紹介します。

 

「丸い器 3」3種類です。

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わたくし事ですが月末はいつもかごバッグ製作でバタバタして、それが終わると何でもいいから何かを自由に気まぐれに作ってみたくなります。

バッグでないものを作りたくて、「丸い器 1」をもうちょっと大きくするか楕円にするか、何か華があって心惹かれるようなものを作りたいという気持ちで始めました。

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丸い器 1」

美しさ重視でなくて、実用的なものをつくらなければ、という気持ちもあるにはありますが、今回はあまり意識せずに作りました。丸い器はわりとそうです。

実際にお求めいただいた方のお写真などを見るとかなり自由に、私が考えていなかったような使い方をしていただいていたりもするし、四角いかごのようにたくさんは売れなくても、心に響いて手にとっていただける方が少しでもいてくれたらいいかなという気持ち。

要するに自分が作りたくて作ります。

 

冬の間にも、時々そういう試みはしているたですが ↓ なかなか決め手を欠いていました。

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中心部の編み方、底の途中での足し芯、立ち上がりの方法、などなどをクリアした上で、これ進めていく意味あるかなみたいなことも考えます。

「丸い器 1」ができるまでに考えていたことも掘り起こしてみます。

ほんとにド下手時代ではありますが、こころざしは変わってなかったりしますし忘れかけてたこともあります。 (むしろ自由だったかも。)

最初にたくさん編んだもの

ただ籠を編むよ、ということだけを決めて新しい生活のスタートを切り、右も左もわからずジタバタし、雲をつかむような心地でいろいろと調べ、世の中には実にいろいろなかごがあることがわかり、わかったものの道らしき道などあるわけもなく、現実的な選択として、籐工芸を学びはじめた私。でも私これをやろう!と間もなく思えた。 個性の強くないこの素材、今はあまり流行らないこの素材、やりようで活かせるかも知れないと。 &n...

次にたくさん編んだもの

  わずかながらかご編み知識が増えてきて、底がちゃんとあって縁がある「入れ物」を編む。     十字組み米字組みでは普通過ぎ、井桁組みでは真ん中が四角すぎ、四本網代で一本回し菊底が気に入ったけど難しい。 たくさん縦芯を使ってしっかりしたものにしようとすると真ん中が不細工になる。 いろいろやってるうちに、小さく米字組みを作って、中ほどで足し芯してついでに足を作ることにして、一本回しの螺...

で、結局はこんな ↓ 「丸い器 1」でできた仕様をもとにして拡げていきたいという気持ちを込めた底になっています。

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でも↓ 立ち上がりを作ってしまうと案外小さくまとまってしまって良さが出なかったり。

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1年半前に作っていて発売に至らなかったかご ↓ とまた似てしまったりしています。

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この四角い方はこの後、少し大きくして持ち手をつけて「四角いバスケット」シリーズになりました。「B5」「A3」と「CD用」としてそれぞれキャラクターを持つものになっています。

丸い方も進めていきたかったけどこちらは何かが足りなくて停滞中。悪くないけれどぱっとしないというか四角ほど実用的でないわりに華もないというか。

この形のままでもきっとやりようはあるのだと思いますが自分の実力では叶いませんでした。

力不足なのですよ。残念ですが。

ならばということで、もっと大きくして、すこしゆったりさせて、立ち上がりを小さくしてみました。

底編みがメインというくらいの感じです。

底編みしかないような「丸い器1」から、なかなか立体的になれずにいますが、今回もまたその中でちょっと違う形を探るということになりました。

↓ これ。

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ここまでくるとキャラクターがはっきりして、これでいいなという感じになりました。大きさはだいたい直径30㎝。「1」がだいたい26~27㎝なので一回り大きいトレイタイプです。

できあがってみると「丸い器1」の透け感のある編み方を、「四角いバスケット」の作り方に当てはめたともいえる作りです。

f:id:chibie50:20190422162033j:plain四角いバスケット(B5)」

そのあと、底編みに透かしを入れない「B」と、「A」と「B」の中間的な「C」を作りました。

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自分としてはこの「C」がいちばんいいかなと思っています。

「B」はちょっと普通。でもいちばん使いやすいか。

反響の大きさとしてはAが一番人気で次はB。好みはいろいろです。

 

軽くて、透けてもいるので、何かお菓子とか、パンとか、軽いものをのせるのに向いています。

オプションで薄色オイル仕上げを施せば、多少の水気をはじくこともできるし強度も増すので、用途も拡がるのではないかなと思います。

ご興味がおありでしたらどうぞこちらへ。

 

母の日特集の記事にも載せていただきました。


今回、透かしの入った編み方をまたいろいろと考える時間を過ごしていましたら、手提げかごに関しても、最初の頃に作っていた透かしの入った編み方を復活させてみてはどうかという気持ちがわいてきました。

次に続きます。

籐のトートの新柄「2015」を作りました。

4月半ばに出品した手提げかごです。 前回の記事で書いたように、丸い器の透かしの混じった編み方を過去を振り返りながら考えて作っていたら、同じ気持ちが手提げの方にも向かってしまい、予定にはなかったのですがわりと急遽作って出品いたしました。 「籐のトート 縦型(2015/生成り)」。 リクエストにお応えして横型も。 ずいぶんバランスが違うので、縦型に使われている要素をギュッと凝縮するとやっぱりうまくいか...


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Posted bymoribasket